【2025年も油断大敵!】インフルエンザワクチン接種のススメ ~注射が苦手な方へ安心の選択肢も!~
- 2025年8月15日
- 予防接種
2025年も、インフルエンザワクチン接種を強くおすすめします!
なぜワクチン接種が重要なのか?
インフルエンザは、ただの風邪とは異なり、重症化や合併症を引き起こす可能性のある感染症です。特に、小児、高齢者、基礎疾患のある方は、重症化リスクが高いため、ワクチン接種による予防が非常に重要となります。
ワクチン接種によって、以下の効果が期待できます。
・インフルエンザの発症を予防する
・インフルエンザが重症化するのを防ぐ
・インフルエンザによる入院や死亡のリスクを減らす
2025年のワクチン接種について
2025年のインフルエンザワクチンは、WHO(世界保健機関)の推奨に基づき、以下の株が採用されています。
A型株:
A/ビクトリア/4897/2022(IVR-238)(H1N1)
A/パース/722/2024(IVR-262)(H3N2)
B型株:
B/オーストリア/1359417/2021(BVR-26)(ビクトリア系統)
2025年のオーストラリアの状況から見る日本のインフルエンザ流行予測
日本の流行予測に重要な冬を迎えたオーストラリアの保健省によると、2025年のインフルエンザの報告では、昨年よりは低いですが、感染数のピークが過去5年の平均に比べても高い流行でした。日本でも同様の流行をみせる可能性が予想されます。
注射が苦手な方へ朗報!鼻から噴霧するタイプのワクチン『フルミスト』
2024年から、新たに鼻から噴霧するタイプのインフルエンザワクチン「フルミスト」が使用可能になりました。注射が苦手な方や小さなお子様にもおすすめです。
フルミストの特徴
・痛みがほとんどない
・鼻粘膜に直接作用するため、効果が高いとされる
・1回の接種で完了
・2歳から接種可能
注射ワクチン・経鼻ワクチン・・何が違うの?
注射ワクチン | 経鼻ワクチン(フルミスト) | |
ワクチンの種類 | 不活化ワクチン | 生ワクチン |
投与方法 | 皮下注射 | 鼻腔内噴霧 |
対象年齢 | 6か月以上 | 2歳~18歳 |
効果の持続 | 5~6か月 | 1年 |
投与回数 | 12歳以下:原則2回
13歳以上:原則1回 |
1回 |
成分(ウイルス株) | 3種類(A型2種類 B型1種類) | 3種類(A型2種類 B型1種類) |
他ワクチンとの間隔 | 制限なし | 制限なし |
接種時期と対象者
インフルエンザワクチンは、毎年流行が始まる前に接種することが推奨されています。日本では、一般的に10月から12月頃が接種時期となります。
特に接種が推奨される方
・小児
・高齢者
・60歳未満でも基礎疾患のある方
・妊婦の方
・医療従事者の方
フルミストの接種対象者:2歳から18歳までの健康な方
まとめ
インフルエンザは毎年流行する感染症であり、ワクチン接種は最も効果的な予防策です。今年のオーストラリアの状況を踏まえ、日本でも早めのワクチン接種が重要となります。
2025年は、注射タイプのワクチンに加え、鼻から噴霧するタイプの「フルミスト」も選択肢に加わり、より多くの方が安心して予防接種を受けられるようになりました。当院でも注射ワクチン・経鼻ワクチン(フルミスト)ともに接種可能です。日程や予約日など決まり次第、HP・Instagram・LINEにてお知らせ致します。ご自身と大切な人を守るために、ぜひインフルエンザワクチン接種をご検討ください。
⚠️ 注意:
ワクチン接種に関する詳細は、お住まいの自治体や医療機関にお問い合わせください。
フルミストの接種には、年齢や健康状態など、いくつかの条件があります。接種を検討される際は、必ず医師にご相談ください。
ワクチン接種に関する最終的な判断は、医師とご相談の上で行ってください。