赤ちゃんの食物アレルギー予防にスキンケアが不可欠な理由!肌が荒れるとアレルギーになるってホント?|小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

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赤ちゃんの食物アレルギー予防にスキンケアが不可欠な理由!肌が荒れるとアレルギーになるってホント?

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赤ちゃんの食物アレルギー予防にスキンケアが不可欠な理由!肌が荒れるとアレルギーになるってホント?

離乳食を始める時期になると、食物アレルギーについて不安に感じる保護者の方は多いのではないでしょうか。今回は、食物アレルギー予防の鍵を握る「スキンケア」について、分かりやすくお話しします。

皮膚が荒れていると、アレルギーを発症しやすい?

「食物を食べるとアレルギーになる」と思われがちですが、実はアレルギーの原因物質(アレルゲン)が、「口から」ではなく「皮膚から」侵入することで、アレルギーのスイッチが入ってしまうことが分かってきています。

鍵は「経皮感作(けいひかんさ)」という仕組み

皮膚に湿疹やかゆみがあったり、乾燥してカサカサしていたりすると、皮膚のバリア機能が壊れてしまいます。すると、本来皮膚の外にあるはずのホコリや花粉、そして食物の成分などが、荒れた皮膚から簡単に体内へ侵入してしまうのです。

この皮膚からの侵入によって、体が「これは危険なものだ!」と誤って認識し、アレルギー反応を起こすための準備を始めてしまいます。これを「経皮感作」と呼びます。

経皮感作が成立してしまうと、後から同じ食物を口から食べた時に、アレルギー症状を引き起こしてしまうのです。

経皮感作を防ぐためのスキンケアとは?

食物アレルギーを予防するためには、この「経皮感作」を起こさせないことが非常に重要です。そのためには、皮膚を健康な状態に保つ、日々のスキンケアが欠かせません。

ご自宅でできるスキンケアのポイントは、以下の2つです。

  1. 清潔にする:汗や汚れはアレルゲンになる可能性もあります。毎日のお風呂でしっかり洗い流しましょう。石鹸は泡立てて、手で優しく洗うのがおすすめです。タオルなどでゴシゴシと擦って洗わないように注意しましょう。
  2. 保湿する:お風呂上がりには、お子さんの皮膚が乾燥しないよう、全身にたっぷりと保湿剤を塗ってあげましょう。軟膏やクリームなど、お子さんの肌に合ったものを見つけてあげてください。

スキンケアはアレルギー予防の観点からもとても大切です。「この湿疹、大丈夫かな?」と心配になったらいつでもご相談ください。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医

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