🏠 保護者必見!つらい子どもの胃腸炎、安心・確実な「ホームケア」ガイド
- 2025年11月21日
- ホームケア
お子さんが胃腸炎にかかった時、保護者の方が最も知りたいのは「家で何をすべきか」という具体的なケアの方法ではないでしょうか。
脱水予防の極意と、嘔吐・下痢それぞれの段階に応じたホームケアを解説します。
1. 💧 ホームケアの核:何よりも大切な「脱水予防」の鉄則
子どもの胃腸炎で重症化を防ぐ鍵は、いかに適切に水分を補給し、脱水を予防するかです。
1-1. 準備する水分
経口補水液(OS-1など)が最適です。次点で乳幼児用のイオン飲料やリンゴジュースを準備します。水やお茶は塩分・糖分が不足し、吸収が悪いため避けてください。
1-2. 水分補給の極意「少量・頻回」の実践
以下の手順で水分を補給します。
| タイミング | 量の目安 | 方法 |
| 最初のチャレンジ | スプーン1杯(5mL程度) | スプーンやスポイトで口に含む程度。 |
| 5~10分後 | 10mL程度 | 吐かなければ少しずつ量を増やし、間隔を短くします。 |
| 安定してきたら | 15~30mL程度 | コップやストローで、ゆっくりと少しずつ飲むように促します。 |
【重要】 一度に大量に飲ませると、胃が刺激されて再度嘔吐する可能性が高まります。
2. 🍽️ 嘔吐が落ち着いた後の食事(胃腸に負担をかけない)
嘔吐が治まり、水分補給ができ、お子さんが食べたがったら食事を再開します。
2-1. 食事再開の3つのステップ
| ステップ | 食事の内容 | 具体的な例 |
| 初期(24時間以内) | 消化が良く、繊維質や脂質の少ないもの | おかゆ、くたくたに煮たうどん、すりおろしリンゴ、野菜スープの上澄み |
| 中期(下痢が続く時) | 腸の粘膜を保護し、エネルギーになるもの | バナナ、豆腐、白身魚(加熱したもの)、食パンの耳なし |
| 再開(症状改善後) | 通常食に近づけるが、高脂肪・高繊維は避ける | 鶏むね肉、卵、煮物など |
2-2. 食事中に避けるべきもの
- 牛乳・乳製品:下痢の原因となる「乳糖」が含まれているため、下痢が続く間は原則避けてください。(母乳・育児用ミルクは医師の指示に従ってください)
- 脂質の多いもの:揚げ物、肉の脂身、バター、チョコレートなど。
- 刺激物:柑橘系の果汁、炭酸飲料など。

3. 💊 薬の使い方
3-1. 処方薬と市販薬の正しい使い方
- 吐き気止め:処方された坐薬や内服薬を、医師の指示通りに使用してください。頻回の嘔吐のために眠れないときなどに使用を検討します。
- 整腸剤:積極的に使い、乱れた腸内環境の回復を助けます。
- 【注意】市販の「下痢止め」:ウイルスや細菌の排出を妨げ、回復を遅らせるリスクがあります。自己判断での使用は避けてください。
4. 🧼 感染拡大を防ぐ!家族のための予防対策
家庭内での二次感染を防ぐことも重要なホームケアです。
- 手洗い徹底:石鹸と流水で30秒以上、指先や爪の間まで丁寧に。胃腸炎を起こすウイルスにはアルコール消毒は効かないことが多いため、物理的に洗い流すことが重要です。
- 汚物処理:嘔吐物や便の処理は、使い捨て手袋、マスクを着用し、塩素系漂白剤(ハイターなどを希釈したもの)で適切に消毒してください。処理後はすぐに密閉して捨てます。
- タオルの区別:感染者とタオルの共用は避け、個別のものを使用するか、ペーパータオルを利用しましょう。
5. 🚨 自宅で様子を見ていいか迷った時の「受診の目安」
ほとんどの胃腸炎はホームケアで乗り切れますが、脱水が進行すると危険です。以下のサインが見られた場合は、夜間・休日でもすぐに医療機関を受診してください。
| 緊急度 | サインの内容 |
| 🔴 緊急受診 | 半日以上尿が出ていない、または極端に少ない。ぐったりしていて、呼びかけへの反応が鈍い。水分を全く受け付けない。血便が出た。 |
| 🟡 日中再診 (ホームケアで改善しない時) | 嘔吐は治まったが高熱が続く。下痢が続き、水分摂取量が減っている。心配な症状が改善しない。 |
