👶赤ちゃんの赤いあざの正体と治療法。サーモンパッチとウンナ母斑はいつ消える? 【小児科医が解説】
- 2026年4月24日
- 皮膚のこと
今回は、新生児や乳児の親御さんからよくご相談いただく、赤ちゃんの顔やうなじの赤いあざ、「サーモンパッチ」と「ウンナ母斑」について解説します。
「これって病気?」「いつか消えるの?」といった疑問にお答えします。
1. サーモンパッチ(正中部母斑)とは?
サーモンパッチは、赤ちゃんの顔の中心部(額、まぶた、鼻の下など)にできる、薄いピンク色または赤色の平らなあざです。
- 名前の由来: サーモンの身のような淡い色をしているため、サーモンパッチ(Salmon Patch)と呼ばれます。
- 発生頻度: 新生児の30〜40%に見られる、非常に頻度の高い良性のあざです。
- 医学的な分類: 単純性血管腫(たんじゅんせいけっかんしゅ)の一種です。皮膚の表面近くの毛細血管が拡張して透けて見えている状態です。
💡 サーモンパッチは「いつ消える?」
親御さんが一番気になる点ですが、サーモンパッチのほとんどは自然に消失します。
- ・消失時期: 顔の中心部(まぶたや鼻の下など)のものは、一般的に生後1〜2年以内に薄くなったり、ほとんど見えなくなったりすることが多いです。
- ・治療の必要性: 基本的に健康に影響はないため、治療は不要で、経過観察が原則となります。3〜4歳を過ぎても濃い場合は整容的な観点から、まれにレーザー治療などの検討が必要になる場合があります。
- ・こんな時は小児科へ:あざが盛り上がってきた場合は苺状血管腫の可能性がありますので一度小児科へご相談ください。

2. ウンナ母斑(うなじの母斑)とは?
ウンナ母斑は、サーモンパッチと同じ単純性血管腫の一種ですが、主にうなじや後頭部の生え際にできる赤いあざです。
- ・発生頻度: こちらも新生児の約25%に見られ、珍しくありません。
- ・医学的な分類: サーモンパッチと同じく、単純性血管腫です。
💡 ウンナ母斑は「消える?」
ウンナ母斑は、サーモンパッチと比べて消えにくい傾向があります。
- ・経過: 大人になっても薄い赤みとして残ることがありますが、ほとんどの場合、髪の毛で隠れる場所にあるため、整容上の問題となることは稀です。
- ・治療の必要性: 通常、治療は不要です。

まとめ
サーモンパッチとウンナ母斑は、赤ちゃんの成長の過程でよく見られる、心配のない良性のあざです。あざに限らず、お子様のことで気になることや不安なことがあれば、いつでもご来院ください。
