【要注意】6月でも油断禁物!お子さんの熱中症対策、できていますか?|小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

〒132-0035 東京都江戸川区平井5-17-1 HIRAI TERRACE 2階

03-4500-0112

【要注意】6月でも油断禁物!お子さんの熱中症対策、できていますか?

【要注意】6月でも油断禁物!お子さんの熱中症対策、できていますか?|小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

【要注意】6月でも油断禁物!お子さんの熱中症対策、できていますか?

【要注意】6月でも油断禁物!お子さんの熱中症対策、できていますか?

皆さん、こんにちは! いよいよ6月に入り、梅雨の気配も感じられますが、実はこの時期から熱中症には十分な注意が必要なんです。

「え?まだ6月なのに?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。もちろん7月や8月など猛暑の時期が最も熱中症になりやすい時期です。でも、体がまだ暑さに慣れていない6月も熱中症に注意が必要な時期なんです。

特にお子さんは、大人よりも体温調節機能が未熟なため、熱中症のリスクが高いと言われています。 大切なお子さんを熱中症から守るために、今のうちにしっかり対策を学んでおきましょう!

なぜ6月も危ないの?熱中症に要注意な理由

6月も熱中症に要注意なのは、主に以下の2つの理由が挙げられます。

  1. 体が暑さに慣れていない(暑熱順化ができていない) 冬から春にかけて過ごしてきた体は、まだ本格的な暑さに慣れていません。急な気温上昇に対応しきれず、体温が上がりやすくなります。 「暑熱順化」といって、体が暑さに慣れるまでには2週間ほどかかると言われています。焦らず、徐々に体を暑さに慣らしていくことが大切です。

  2. 湿度が高い 梅雨時期は気温がそれほど高くなくても、湿度が高い日が多くなります。湿度が高いと汗が蒸発しにくくなり、体から熱が逃げにくくなるため、体温がこもりやすくなります。

お子さんのこんなサインを見逃さないで!熱中症の初期症状

お子さんは自分で「暑い」「しんどい」と上手に伝えられないことがあります。 保護者の方が、以下のサインに気づいてあげることがとても大切です。

  • いつもより元気がない、だるそう
  • 顔が赤い、大量に汗をかいている
  • めまいや立ちくらみを訴える(少し大きいお子さんの場合)
  • 頭が痛いと言い出す
  • 吐き気がある、食欲がない
  • 手足がつる(けいれん)
  • 体温38℃以上
  • 声をかけても反応しない、応答がおかしい(意識障害)

「いつもと違うな…」と感じたら、熱中症の可能性を疑ってみてください。

 

今すぐできる!お子さんの熱中症対策5つのポイント

では、具体的にどんな対策をすれば良いのでしょうか?今日からできる簡単な対策を5つご紹介します。

  1. こまめな水分補給を徹底! 喉が渇いていなくても、こまめに水分を摂らせましょう。 水やお茶、できれば経口補水液やスポーツドリンクなどを準備しておき、遊びの合間や外出先でも定期的に飲ませる習慣をつけましょう。特に汗をたくさんかいた時は、塩分も一緒に補給できるものがおすすめです。

  2. 「暑い時間帯」のお出かけは避ける 日中の最も暑い時間帯(目安として10時~14時頃)、特に猛暑日はできるだけ外出を控えましょう。 公園遊びや外での活動は、比較的涼しい午前中や夕方にするなど、時間帯を工夫しましょう。

  3. 服装は涼しく、風通し良く 吸湿性や速乾性に優れた素材の服を選び、薄着を心がけましょう。 首元や脇の下など、太い血管が通っている部分を締め付けない服装も大切です。

  4. 日差し対策も忘れずに! 帽子をかぶる、日傘をさす(ベビーカーのサンシェードを活用する)、日陰を選ぶなど、直射日光を避ける工夫をしましょう。

  5. 室内でも油断禁物! 室内でも熱中症になることがあります。エアコンや扇風機を適切に使い、室温・湿度を快適に保ちましょう。

  6. 規則正しい生活を!十分な睡眠をとり、しっかり食事をとりましょう。

もし熱中症かな?と思ったら…応急処置の3ステップ

もしお子さんが熱中症の症状を見せたら、慌てずに以下の3ステップで応急処置を行いましょう。

  1. 涼しい場所へ移動させる。 エアコンが効いている室内や、風通しの良い日陰に移動させましょう。
  2. 体を冷やす 。衣類を緩め、体を冷やしましょう。首元、脇の下、足の付け根など太い血管が通っている部分を冷たいタオルや保冷剤で冷やすのが効果的です。
  3. 水分・塩分を補給させる。 意識がはっきりしていれば、スポーツドリンクや経口補水液を少しずつ飲ませましょう。
  4. 医療機関を受診する。症状が回復しない場合は受診しましょう。

※意識がない、ぐったりしている、呼びかけに反応しない場合は、すぐに救急車を呼びましょう。

まとめ

6月はまだ暑さへの準備期間。だからこそ、夏に向けて熱中症対策を意識的に行うことが大切です。 お子さんの小さなサインを見逃さず、日々の生活の中でできることから対策を始めていきましょう。

今年の夏も、お子さんと元気に楽しく過ごすために、今からしっかり熱中症対策を実践してくださいね!

Page Top