【入園準備】「また呼び出し…?」入園後の“風邪の洗礼”が不安なお母さんへ。
- 2026年4月1日
- 子育て
「先週治ったばかりなのに、また鼻水が…」 「仕事に復帰したばかりなのに、保育園からの呼び出し電話が怖い」
入園を控えた、あるいは入園直後のご家族から、こうした切実な不安を毎日のように伺います。 結論からお伝えすると、「入園後1年間、特に最初の半年間に毎週のように風邪を引くこと」は、医学的に見てごく自然な現象です。 乳幼児が1年間に罹患する風邪の回数は、平均6〜8回と言われています。しかし、集団生活開始直後はこれが月に2〜3回に集中することがあります。
決してご家庭のケア不足ではありません。なぜこれほどまでに風邪が続くのか、その理由をひも解いてみましょう。
1. 「お母さんからもらったお守り」の期限
赤ちゃんはお母さんのお腹の中にいるときに、胎盤を通じて病気と戦う「移行抗体(免疫のバリア)」をもらって生まれてきます。しかし、このお守りには期限があります。生後6ヶ月を過ぎる頃から、お母さん由来の抗体は急激に減少していきます。 入園時期はこの「抗体が底をつく時期」と重なります。守ってくれるバリアがなくなるタイミングで、初めての集団生活(ウイルスの宝庫)に飛び込むわけですから、風邪を引かない方が珍しいと言っても過言ではありません。
2. 「免疫のバトンタッチ」というトレーニング
今は、お母さんからもらった受動的な免疫から、お子さま自身が自力で作る「能動的な免疫」へとバトンタッチをしている最中です。
風邪の原因ウイルスは数百種類存在します。一度かかればそのウイルスへの免疫がつきますが、別のウイルスには無防備です。これを繰り返すことで、5歳を過ぎる頃までに丈夫な体が作られていきます。毎週の鼻水や熱は、一生モノの強い体を作るための「大切なトレーニング」なのです。鼻水も熱も、お子さまが頑張っている証拠です。
3. どんなことでも相談してください
「こんなことで受診していいの?」と迷う必要はありません。どんなことでも構いませんので早めにご相談ください。
