【小児科医が解説】フォローアップミルクは必要?育児用ミルクとの違いは?|小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

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【小児科医が解説】フォローアップミルクは必要?育児用ミルクとの違いは?

【小児科医が解説】フォローアップミルクは必要?育児用ミルクとの違いは?|小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

【小児科医が解説】フォローアップミルクは必要?育児用ミルクとの違いは?

お子さんの成長とともに離乳食が進んでくると、「そろそろフォローアップミルクに替えるべき?」と悩まれる方も多いのではないでしょうか。専門医の視点から「本当にフォローアップミルクは必要なのか」を分かりやすく解説します。

1. 日本小児科学会の見解は「基本的に不要」

まず結論からお伝えすると、日本小児科学会は「フォローアップミルクは基本的に不要」という見解を示しています。これは、WHO(世界保健機関)や米国小児科学会(AAP)とも共通した考え方です。

なぜ「不要」とされるのか

0か月から使える「乳児用調製粉乳(育児用ミルク)」は、母乳の代替品として位置づけられています。一方、フォローアップミルクは、あくまで離乳期以降の栄養を「補う」ことを目的とした「食品」であり、どちらかといえば牛乳に近い存在です。

  • 離乳食が主役:

    9か月頃には、栄養の大部分を食事から摂ることが理想です。

  • 栄養バランスの差:

    フォローアップミルクは鉄分こそ豊富ですが、育児用ミルクに含まれる「亜鉛」や「銅」などの微量元素が少ない場合があります。

2. どちらを選ぶ?「育児用ミルク」vs「フォローアップミルク」

「離乳食が進まないからフォローアップミルクに」と考えるのは、実は少し注意が必要です。状況に合わせた使い分けを整理しましょう。

お子さんの状況 推奨される選択 専門医のアドバイス
離乳食が進まない・体重が増えない 育児用ミルク(0ヶ月〜) 全方位の栄養をカバーできる育児用ミルクを継続しましょう。
食事は食べるが、鉄分不足が不安 フォローアップミルク 鉄分とビタミンDを強化する目的で「補完」として活用します。
1歳過ぎ、牛乳の代わりとして フォローアップミルク 食事が順調に進んでいる場合はフォローアップミルクを検討してもよいでしょう。牛乳よりは栄養価が高いです。

3.  与えすぎによる「味覚」と「食事量」への影響

フォローアップミルクは育児用ミルクに比べて甘みが強く、お子さんが好んで飲む傾向にあります。

  • 🔹離乳食が進まなくなる: 甘いミルクでお腹がいっぱいになり、肝心の食事が減る「逆転現象」に注意しましょう。
  • 🔹味覚への影響: 濃い味に慣れてしまうと、麦茶や牛乳などの甘くない飲み物を嫌がることがあります。

まとめ:全てはこどもの笑顔のために

フォローアップミルクは、「離乳食が3回食として確立した後の、頼れるサポーター」です。決して「替えなければならないもの」ではありません。

「うちの子はどうかな?」と迷われたら、健診や診察の際にお気軽に声をかけてください。成長曲線を確認しながら、その子にとってベストなプランを一緒に考えていきましょう。

院長 三井 俊賢
記事監修
院長 三井 俊賢

慶應義塾大学大学院医学研究科博士課程 修了、慶應義塾大学医学部 小児科、慶應義塾大学関連病院、慶應義塾一貫校校医、医療法人社団 育心会 理事長

医学博士、日本小児科学会 小児科専門医、日本小児科学会 認定小児科指導医

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