【重要】百日咳が流行しています!早期受診とワクチン接種で赤ちゃんを守りましょう|江戸川区平井の小児科・皮膚科|平井みらいこどもクリニック|土曜診療

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【重要】百日咳が流行しています!早期受診とワクチン接種で赤ちゃんを守りましょう

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【重要】百日咳が流行しています!早期受診とワクチン接種で赤ちゃんを守りましょう

全国的に百日咳の感染が拡大しています。特に今年(2025年)に入り急増しており、国立感染症研究所の発表によると、3月時点で既に昨年1年間の患者数を超える過去最多の報告数となっています。

百日咳とは? 激しい咳と強い感染力に注意

百日咳は、百日咳菌という細菌による感染症で、非常に強い感染力を持ちます。特徴的な症状は、コンコンコン…と続く激しい咳です。主な感染経路は飛沫感染ですが、菌が付着したものを介した接触感染の可能性もあります。咳が出始めてから1週間から3週間は周囲に感染させる可能性があり、特に風邪のような症状しかみられない初期(カタル期)に最も感染力が強いため、知らない間に周囲に感染が広がっていることも多いです。百日咳の原因菌には有効な抗菌薬があり、特に初期のカタル期に投与すると効果が高いとされています。

赤ちゃんにとっては危険な感染症

日本では、生後2か月から始まる五種混合ワクチン(または四種混合ワクチン、三種混合ワクチン)に百日咳のワクチンが含まれています。しかし、ワクチン未接種の赤ちゃんが感染すると重症化しやすく、突然死の原因となることもあるため注意が必要です。

百日咳は予防が大切!ワクチン接種で感染リスクを大幅に軽減

実は、生後6か月になる前の赤ちゃんが百日咳にかかった場合、その感染源は、お兄ちゃんやお姉ちゃんなどの家族の場合が多いです。小さい頃に予防接種を受けていても、時間が経つにつれてその効果は弱くなってきます。ですので、まだワクチンを打てない赤ちゃんや、免疫力がまだ十分でない赤ちゃんにうつさないために、小学生になる前11歳-12歳の時の2回、百日咳のワクチンを追加で接種することが、日本小児科学会から強く勧められています。ワクチンを接種することで、百日咳にかかるリスクを約90%も減らすことができると言われています。

また、妊婦さんの百日咳含有ワクチン(三種混合ワクチン)接種も、生まれたばかりの赤ちゃんを百日咳から守るために非常に重要です。妊娠27週から36週頃の接種が推奨されており、妊婦さんの体内で作られた抗体が胎盤を通じて赤ちゃんに届けられます。これによって、生後数か月間、赤ちゃんは百日咳から守られます。妊娠中の百日咳含有ワクチン接種が早産や流産、赤ちゃんの先天性疾患のリスクを高めることはありませんので、ご安心ください。

百日咳含有ワクチンの接種が推奨される方

  • ● 小学校入学前(年長)のお子さん
  • ● 11-12歳のお子さん
  • ● 妊婦さん(妊娠27-36週)
  • ● こどもに関わるお仕事をされている方

いつでもご相談ください

なかなか治らない咳にお困りの際は、自己判断せずに早めに医療機関を受診してください。特に、小さなお子さんや妊婦さんの周りにいる方は、より一層の注意が必要です。

平井みらいこどもクリニックでは、百日咳に関する最新の情報に基づき、適切な診断と治療を行います。予防接種に関するご相談も随時受け付けておりますので、お子さんの咳がご心配な方や、百日咳ワクチンについて詳しく知りたい方は、どうぞお気軽にご相談ください。

 

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平井みらいこどもクリニック 小児科 杉海秀

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